プラスチック(樹脂)というと、熱した金型に溶かしたものを入れて、冷やして固めて製品を作るイメージがあります。金型で製品を形作る方法は確かに普及していますし、多くの製品がこのやり方で作られています。一方では塊から削り出す切削もあって、こちらも目的や用途に合わせて使い分けられます。プラスチック(樹脂)の切削は金型の追加工の他にも、金型のコストを抑えたいワンオフ、試作品でも活用されています。

金型が必要となると最低でも数百万は必要ですし、数個程度の試作の為に作るのは割に合いませんが、切削ならコストを抑えてプラスチック(樹脂)の加工が実現可能です。プラスチック(樹脂)は切削すると削粉が出るので、確かに原材料から無駄が発生してしまいますが、金型で作るよりも微細な形状の精度を追求できるのは強みです。逆にいえば、プラスチック(樹脂)の切削加工は1つ1つ行うことになるので、一気に生産する大量生産にはあらゆる面で不向きです。金型があれば大量に生産できるものでも、手作業かそれに近いかたちで加工する必要がありますから、大量生産においては非効率と言わざるを得ないです。

当然ながらコストが掛かってしまいますし、納期も長くなってしまうので、数百数千という単位で加工するなら断然金型に軍配が上がります。削り出しは微調整が必要な試作、既製品を追加工する修正、仕上げといった目的に向いており、1つ1つに時間を掛ける分だけ丁寧に加工できるのがメリットです。

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