身の回りにある品物の多くは樹脂を材料にしているプラスチック製です。普段利用しているスマートフォンやデジタルカメラ、パソコンやテレビなどは樹脂材料を使ったプラスチックでできています。プラスチック材料を溶かして部品の形を作る、これは金型成型で実現するものですが部品の原型となる金型は設計図通りに製作が行われたとしても図面通りの部品が成型できるとは限りません。その理由の中には、内部に流し込まれた樹脂材料が設計段階とは異なる流れ方をすることがあるからです。

そのため金型が完成しても、成型をやってみて図面で要求される形状や寸法になっているのか試作段階で何度も確認を行うことが求められます。24個取りや36個取りなど、1度の成型できる部品の数を意味するものですが、中心部分は良質なものができても、四隅になると材料がスムーズに流れないなどの理由で変形した部品ができてしまうこともありますし、「凸」のような形をしている部品を作るとき、突起部の長さが短いものや長さはあっても途中に亀裂が走ることもあるなど試作品を作って外観の検査と寸法の検査を行いその結果に応じて金型の修正を行う、再び成形を行って問題点が解決できたのか確認するといった作業が試作品作りの中で繰り返し行われることになります。中には、材料の流れ方が問題で不良率が高くなる箇所が生じることもあり、量産を始めなければならないときなどは、不良率が高い部分だけで使用禁止にして量産を始めることもあります。

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